【東海大学硬式庭球部の歴史】

 東海大学硬式庭球部の歴史を紐解くと、1959年に正式に部として認められ、2019年に創部60周年を迎えました。現在、テニス部を卒業したOBOGはすでに800名近い規模になっており、OB会として現役の活動をサポートして頂いています。これまで多くの卒業生が在学中にテニスにかけた情熱、たゆまぬ努力を後輩たちが紡ぎ、積み重ねてきた結果が今日の繁栄につながっているのだといえるでしょう。
 過去には、関東学生リーグ戦男女そろって1部昇格を果たし、大学王座まであと一歩(準優勝)という輝かしい結果も残しました。現在のテニス部は、男子2部・女子3部ではありますが、上部リーグへの昇格を視野に、個人記録の更新を目指して練習、トレーニングに邁進しています。

【我々が大切にしていること】

東海大学創立者の松前重義先生は、「建学の精神」としてこの4つの言葉を掲げました。

東海大学の教育の指針に「汝の体躯を養え」とあるように、創設者は、心身を鍛えてこそ、充実した学びや研究ができると考えていました。今日、東海大学は各種スポーツ競技において顕著な成果を収めるだけではなく、健全な心身をもった人間教育を行い、多岐にわたって幅広く活躍する人材を輩出しています。我々、硬式庭球部においても、テニス技術の向上と勝利への追求はもちろん目指すべきところですが、単なる選手の供給源や受け皿にとどまる存在ではなく、テニスを通じて部員自らが努力し、ともに理解し、励まし合い、そして他の学生の手本となるようなロールモデルの育成を目指しています。大学/クラブを卒業して社会人として羽ばたく時には豊かな人間力が備わる。そのような場こそが東海大学の体育会クラブの活動から得られる重要なエッセンスであり、スタッフ一同大切にしていることです。硬式庭球部では公開テニス練習会を企画し、一緒に目標に向かってテニスをしていただける高校生を探しています。関心のある方は是非とも先ずは来校していただき一緒にテニスを楽しみましょう。


 硬式庭球部 部長 大津克哉
体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科 准教授